“モヤモヤ”は、問いのはじまり。
「なんとなく、進めない」
「このままでいいのか、わからない」
そんなふうにキャリアに迷いが生まれるとき。
私たちは“正解”を探そうとしてしまいます。
でも、本当に必要なのは、
“自分だけの問い”を持つことかもしれません。
問いがあるだけで、人は動き出せる
「私はどこへ向かいたいのか?」
「本当は、何を大事にしたいと思っている?」
こうした問いを心に持っていると、
目の前の出来事や会話の受け取り方が変わってきます。
たとえ答えが見つからなくても、問いがあるだけで
日々の選択が、自分の意志に近づいていくのです。
私が実践している「問いを育てる3つの習慣」
モヤモヤを“そのまま”問いにする
「なぜこれが気になるんだろう?」
違和感や葛藤を、思考ではなく問いの形で書き出す。
迷ってもいい。ただ問いとして外に出すことが大切です。
書いた問いを“見直す時間”をつくる
週に一度、問いノートを見返して「まだ気になる?」と自分に聞いてみる。
問いは、時間とともに深まり、形が変わります。
小さな行動とセットで問いを動かす
「今週は、“自分らしい”と感じた瞬間をメモしてみよう」
問いを“問いっぱなし”で終わらせず、小さな観察や実験につなげてみる。
キャリアを動かす「問いのリスト」
(あなたの停滞に効くかもしれない12の問い)
- 私にとって「働く」とは?
- どんなときに“私らしさ”を感じる?
- 最近、なぜこの仕事がつらく感じる?
- 本当は何を我慢している?
- 今の働き方は、5年後の理想につながっている?
- 誰の期待を満たそうとしている?
- “評価されたい”のは、誰から?
- “大事にしたいこと”を一言で言うと?
- 誰と一緒に働きたい?
- いまの環境で、自分を育ててくれる存在は?
- 今こそ変わるタイミング?それとも踏みとどまる時?
- もし、自由に選べるとしたら、何を選ぶ?
「問い」は、あなたの中に眠る未来への入り口
答えが出ないままでもいい。
問いを持ち続けることで、人は変わっていけます。
そして、問いを習慣にできたとき、
キャリアの“停滞”は、新しい一歩へと変わり始めるのです。
▶次回予告|vol.5
「AI時代のキャリアと人間らしさ」—— 答えはAIに、問いは人に。
AIがあらゆる“答え”を与えてくれる時代。
だからこそ、「問いを立てられる人」こそが価値を持つ。
次回は、“AIと人間の役割の違い”をテーマに、
これからのキャリアと人間らしさについて考えていきます。
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